登場人物
空条(くうじょう):
指軸法のヘッドティーチャー(主任指導者)。
スポーツ選手、特に格闘技選手のサポートを行っているトレーナー。
整体も別途行っているとのこと。
名古屋の大石ジムの選手たちをサポートしており、多くのチャンピオンを育成したと主張しています。
指軸法の効果と簡便さを強く主張し、自信を持って実演を行います。
古コン:
「フルコンタクトチャンネル」の司会者。
指軸法に対して懐疑的だが、興味を持って検証しようとする姿勢を見せています。
新しい情報に対して「怪しい」と感じつつも、それを「光って見える」と表現し、積極的に検証しようとする好奇心旺盛な性格が伺えます。空手元世界チャンピオン。
福地勇人(ふくち ゆうと):
「フルコンタクトチャンネル」にレギュラー出演者しています。空手家であり、YouTuberとしても活動しています。
この動画では主に古コンと共に空条さんの説明を聞き、指軸法の効果を検証する立場にいます。
空手の実践者として、指軸法が空手にどのように応用できるかに特に興味を持っている様子が伺えます。
空手をしている視聴者やその親子に向けて、実用的な情報を提供しようとする姿勢が見られます。
ホストと同様に、新しい技法に対して興味を持ちつつも、批判的に検証しようとする態度を示しています。
福地さんの存在により、この動画は単なる新技法の紹介にとどまらず、実際の格闘技実践者の視点からの検証という側面も持っていることがわかります。彼の専門知識や経験が、指軸法の評価や応用可能性の議論に深みを加えていると考えられます。
佐々木勇介(ささき ゆうすけ):
この「フルコンタクトチャンネル」の動画のカメラマンを務めています。
撮影技術者としてだけでなく、チャンネルの重要なメンバーとして関わっています。動画の視覚的な質を保証する役割を果たしています。
カメラの後ろから、時折コメントや質問を投げかけることで、議論に参加しています。
動画の構成や演出にも関与していて、視聴者により分かりやすく、魅力的な内容を提供するために貢献しています。
身体や整体、トレーニングに関する知識を持っていて、それを活かして適切なコメントや映像表現を選んでいると考えられます。
佐々木さんの存在は、この動画が単なる素人的な撮影ではなく、プロフェッショナルな制作体制のもとで作られていることを示しています。彼の技術と経験が、指軸法のデモンストレーションや効果の検証をより分かりやすく、効果的に伝える上で重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
大石会長(直接登場せず):
名古屋の大石ジムの会長として言及されています。
空条さんから指軸法を体験し、驚いたと報告されています。
あらすじ
福地勇人が以前体験した「指軸法」について振り返り、その効果の不思議さと怪しさについて語ります。
「シャオリー」という技について言及し、過去に「刃牙」の技を検証した際の経験を思い出します。
今回も目隠しをして検証を行うことを提案します。
ゲストとして、イジ法のヘッドティーチャーである空条淳さんが登場します。
空条さんがシャオリーについて説明し、プロのキックボクサーたちも使用していることを明かします。
シャオリーには「見える攻撃を流す」ものと「見えない攻撃を流す」ものがあると説明されます。
実際にシャオリーの効果を検証するため、福地勇人が空条さんにパンチを繰り出します。
最初は通常のパンチで試し、次に呼吸法を用いたシャオリーを試します。
福地勇人は、呼吸法を用いた後のパンチの方が効いていないように感じ、驚きます。
さらに「見えない攻撃を流す」シャオリーも試し、福地勇人は全く痛みを感じないことに驚きます。
空条さんは、これらの効果が呼吸法と軸を整えることで得られると説明します。
全体として、この動画はシャオリーという技の効果を実際に検証し、その不思議さと効果を紹介しています。福地勇人は終始懐疑的な態度を保ちつつも、実際の体験を通じてその効果に驚きを隠せない様子が描かれています。
動画のおもなやり取り
「ということでですね、先ほど「指軸法」というものを試してみました。最近、「何とか軸」っていうのが多いですね。
トレンドなのか、何でもかんでも「軸」って言えばいいと思っているんでしょうか。とにかく先ほど【指軸法】をやってみたんですけど、これが怪しい。怪しすぎるというか、効果は確かにすごくあるし、明らかに変わるんです。
でも、なぜそうなるのかが全くわからない。達人界隈って、何か数式のような論理がないじゃないですか。だからこそ余計に怪しいと感じるんですよね。できているからこそ怪しいのかもしれませんが、とにかく怪しい。
今回は「シャオリー」ってみなさんご存知ですか?昔、流行りましたよね。僕のチャンネルでも、「刃牙」の技が本当にできるのか試したことがありました。」
「あの技は【消す力】と書いて、撃たれても痛くない、刀すら切れないと言われています。4年ぐらい前に僕が目隠しをして試した動画もありますが、どうだったか覚えていますか?【シャオリーなんてこの世に存在しない】と結論づけたんですよね。」
ということで、今回も恒例の目隠しを用意しました。
先生、お願いします。はい、イジ法のヘッドティーチャー、空条淳です。よろしくお願いします。シャオリーについてお願いできますか?
「本当ですか?はい、本当です。いや、嘘ですよ。これ、ちょっと興味ありますが、少し不安もありますね。撃たれるわけですから、もし失敗したら、変な空気になっちゃうかもしれませんから。」
「先生、これはプロのキックボクサーの選手たちにもやっているんですか?」
「はい、選手たちはみんなやっていますよ。実際にお腹にパンチを受けたとき、そのダメージはどこにも行かず、そこにとどまります。だから、選手たちはダメージを感じず、どこかへ行っちゃうような感じなんです。」
「本当に?力を抜いても攻撃が流れるんですか?シャオリーって。」
「そうです。見える攻撃を流すシャオリーと、見えない攻撃を流すシャオリーがあります。」
「じゃあ、早速やってみましょうか。」
「呼吸法を使うんですね。指を曲げることで脳に信号を送り、体を変化させるのではなく、今回は呼吸で変化させるんですね。」
「じゃあ、まずは普通のパンチで試してみます。力を入れてもいいですか?」
「はい、力を入れてください。」
「じゃあ、行きますね。えい!」
「え、全然効かないですね。これが本当に効いているのか、よく分からないです。」
「これがシャオリーですか?」
「はい、そうです。次は力を抜いて、目を閉じて鼻で息を吸い、鼻から吐きます。それを繰り返して、体をリラックスさせます。」
「これで、本当に変わるんですか?呼吸法って、パンチを受ける前の準備段階でやるものなんですね。」
「変わりますよ。さっきよりも、もっと変わるはずです。」
「本当に?じゃあ、やってみますね。」
「えい!」
「全然効かない。え、なんで?さっきよりも効いていない感じがします。」
「そうでしょう?これがシャオリーの効果です。」
「信じられませんが、確かに違いを感じますね。」
「もう一度やってみましょうか。」
「今度は、見えない攻撃を流す方のシャオリーでやりますね。」
「これ、また力を抜くんですね?力を抜いたら、全然痛くないです。」
「じゃあ、行きますね。」
「うわ、全然痛くない。え、本当に?どうしてこうなるんですか?」
「これは、呼吸法と軸を整えることで、見えない攻撃が流れるんです。」
「そうなんですか。確かに、不思議ですね。」